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Matsui
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こんにちは、&Fansライターのマツイです。&Fansでは、熱狂を生む企業や個人のストーリー、それらの考えに紐づくマーケティング概念などを紹介しています。
今回は「ファン」に注目し、多くのユーザーに支持されている株式会社YOUTRUSTさんにお話を伺いました。
YOUTRUSTさんが運営するのは「キャリアSNS」。ゆるいつながりの中から、自分のキャリアの新しい選択肢や可能性に出会えるプラットフォームです。派生したオフラインイベントも盛んで、そのユニークな企画も多くの支持を集めているのです。
ここにはきっと「ファンベース」の考えが根付いているに違いない。ファンベースとは「ファンを大切にし、ファンをベースにして、中長期的に売上や事業価値を高める考え方(出典元:ファンベースカンパニー)」です。
*「ファンベース」は、株式会社ファンベースカンパニーの登録商標または商標。
そこで今回は、株式会社YOUTRUSTのマーケティング部コミュニケーション局・局長の田口彩人さんに、ファンやコミュニケーションへの想いを伺いました。
目次
YOUTRUSTは、今すぐ転職したい「転職顕在層」だけでなく、キャリアを始めるタイミングから活用できるキャリアSNSです。従来の転職サイトとは違い、転職活動だけにフォーカスしていません。
コミュニティ・イベント・副業・カジュアル面談など、つながりを楽しみながら、新しいキャリアビルディングを支えるプラットフォームを提供しています。企業からオファーが届いたり、仲間うちでカジュアルに仕事の相談をしたり。社外のつながりを広げるのにも有効です。
YOUTRUST https://lp.youtrust.jp/
コミュニケーション・ディレクターの佐藤尚之(通称:さとなお)さんによる「さとなおオープンラボ」での経験ですね。
さとなおさんの著書「明日の広告」「明日のプランニング」などから、広告ではなくコミュニケーションやファンの大切さを学びました。書籍の内容を自分に置き換えたり、実務での経験を振り返ったり。
ラボでは座学だけでなくグループワークにも取り組みました。プレゼン形式でのグループ発表会などはそのひとつです。コミュニケーションファンやファンへの理解がより深まったと思います。
佐藤尚之さんnote https://note.com/satonao310
僕は携わる商品やプロダクト・サービスを、気持ちいいカタチで届けていきたいと考えています。
妨害するのではなく、受け手となる生活者に自然な方法で届けていくのがコミュニケーションデザインの本質ですから。「まずは相手に嫌われないように」と意識しています。
以前の勤務先で経験したファンミーティングが、とても印象に残っています。
それぞれの嗜好やこだわりに触れ、同じ業界・業種でもファンの「ツボ」はまったく異なるんだなと実感しました。愛好者からすると、ただ「おいしい」だけじゃない。それぞれに違う新たな魅力の発見もありましたし、何よりファンの皆さんの笑顔と明るさが心に残りました。そうした雰囲気・意見は、後の仕事にもプラスの効果をもたらしてくれたんです。
マーケティング職では、データと向き合う業務が多くを占めています。そのため数値をもとに施策を検討することがしばしばあります。
けれど直接ファンに会っているからこそ、「きっとファンのAさんは、この企画を喜んでくれるだろう」とどんどんイメージが膨らんで。喜んでもらうための施策を考えるのも、ファンミーティング自体も楽しかったですね!
熱量の高いファンを軸にし大切にすることで、その友達、そしてさらにその友達へ、とおのずと届くだろうと考えていました。
それこそが、いろんな人がつながっていくファンベース。そしてそれを通じたコミュニケーションデザインですからね。
取締役CSOの金子と以前の職場が一緒で、彼から声をかけてもらったんです。最初は業務委託として、既存の企画を手伝っていました。
ただ、僕自身が次のチャレンジを考えていたこともあって。業務委託ではなく、社員として正式に入社しようと決めました。
ファンベースについての学びをこの会社でどう表現していくか。
それも私のテーマの1つでした。
例えば、長野県に本社を置くヤッホーブルーイングさんと開催した「-現場で学べる旅-週末ワークショップ」。高円寺にある小杉湯さん・小杉湯となりさんとのコラボによる「湯〜ぶれすと」というワークショップ。これは銭湯と掛け合わせたイベントですね。
「週末ワークショップ」は長野県のヤッホーブルーイングさんの佐久醸造所を訪れ、クラフトビールを楽しむ企画です。さらに顧客のエンゲージメントを高める手法をヤッホーブルーイングから学ぶコーナーも設けました。
「湯〜ぶれすと」は小杉湯さんの、まさに隣にある小杉湯となりさんからの発案。コワーキングスペース以外の利用も模索していきたいとの声があり、新しいコワーキングの形を体験できるイベントを開催しました。小杉湯代表の平松さんにもお越しいただき、小杉湯の歴史についてもお話しいただきました。
どの企画もYOUTRUSTユーザーの満足度はもちろん、そこからの波及は意識しています。友達に言いたくなったり、SNSでつぶやいたり。ヤッホーブルーイングさんや小杉湯さんのように、既にファンがいる企業さんとのコラボで、YOUTRUSTの存在を知ってもらえたら。
「この前こんなイベントに行って面白かったよ」「そうなんだ、YOUTRUSTって何?」なんて会話につながっていけばと願っています。
僕らはキャリアSNSという、現状まだ日本では馴染みの薄いビジネスモデルで。ユートラらしさを追求しながら、違いを出していく必要があると感じています。運営するキャリアSNS同様、企画も堅苦しくなりすぎないよう意識しています!
ありがとうございます。実は運営しているのは、すべて当社のスタッフなんです。
全社員がイベントスタッフとしてシフトを組んで参加しています。スタッフへのお褒めの言葉や感想が投稿されていると僕も嬉しくなります。
はい、経理もエンジニアもごちゃまぜです。イベントの現場ではトラブルが起きたり、イレギュラー対応が発生したりとうまくいかない時も多いんです。けれどスタッフ間で対応を考えたり、ベストを模索して動いたりとチームビルディングの一環にもなっています。
イベント運営はここ2年ほど全社員が経験しているので、全員慣れてきて自主的に動くスタッフがとても増えています。昨年11月にYOUTRUST初のテックカンファレンス「プロダクトヒストリーカンファレンス」を行ったんですが、「満足」との声がたくさん届いて。
その中にスタッフへのお褒めの言葉もあったんです。「やってよかった」「またチャレンジしよう」と社内のモチベーションもアップしました。
成功の理由は、スタッフ一人ひとりがユーザーにしっかり向き合ったからでしょう。ユーザーと一緒にイベントを楽しんでいる姿も見られて、その点もすごくよかったなと感じています。
プロダクトヒストリーカンファレンス2024 https://lp-a.youtrust.jp/phc2024/
参加された方に楽しんでいただくのを一番にしています。そしてそこから次につながる何かを見出せたら、と考えています。
あらためてファンベースの考え方に戻りますが、人の感情は簡単には作れません。そのため「楽しい」「面白い」と感じてもらえるのは、競合優位性だと思っています。その強みを活かしつつ、プロダクトやサービスを日々向上させています。
加えて、スタッフや会社の印象がポジティブであるかも重要だと考えています。その結果として「雰囲気がいい」とか「YOUTRUSTのイベントは面白い」と根付いていくので、今後も意識していくつもりです。
なんだかんだ人間って、ロジカルじゃないんですよね(笑)。「楽しそう」とか「面白そう」って引力が強いな!といつも感じています。
もちろんロジカルであることも大切ですよ。
でも結局、何と・誰と付き合うか考えたとき、選ぶのは印象がいい方じゃないかと。僕自身もポジティブな印象と感情が先行する方を選びます。
YOUTRUSTもそうした存在になれるよう、しっかり育てていきたいですね。
ブランディングも避けては通れない点です。ただブランディングはすぐにはできず、一つひとつの企画や施策、行動の積み重ねなんですよね。クオリティしかりテイストしかり。なるべくブレない「ユートラらしさ」を表現していきたいですね。
スタッフがいきいきと働いている会社では、より「らしさ」が生まれるのではないでしょうか。私たちは人であってロボットではない。AIでもないから、感情表現ができるわけで。
ファンベースには「人は人にしか共感しない」という考えがあるんです。それぞれの熱が人に伝わって、さらに別の人へ伝わるとそれは刺激になり、動きを活発にする。そんなスタッフが働いている会社は非常に魅力的ですし、愛される会社でもあるのかなと。
そうなんです。ただ、いつでも感情表現してOK!ではありませんが(笑)。
もしお茶をするなら、気遣いが素晴らしかったり、ご機嫌だったり「いい感じ」のスタッフさんがいるお店に行きたいですよね?“お店”を“企業”に置き換えても、本質は変わらないのでは?と思います。
働く人の「いい感じ」に引き付けられる、そうした経験は誰しもあるはずです。
きっと広がるでしょうね。
多くの人に広まるとその過程で、言葉のとらえ方や定義は変わっていきます。いま現在、そうした変化を肌で感じているため、今後さらに広がっていくのではないでしょうか。
ただ、どんな形でコミュニケーションデザインが広まっても、僕は「コミュニケーションやコミュニケーションデザインを諦めない」と決めています。諦める、それは丁寧に届けるのをやめるということです。
伝えることだけでなく、誰かに喜びや楽しさを届けるのは、面倒くさいし手間もかかる。短期的には非効率だとは思うんです。数字での評価も難しい。でもブランディング同様、続けていくと届く人が増えたり、話題になったり。そうやって人の心を動かしていくのがコミュニケーションデザインです。
なかには「コミュニケーションデザインがうまくいかない」なんて人もいるでしょう。僕は「そんなに簡単なことではない、すぐに結果が出ない」と考えているからこそ、諦めないと決めています。
そうですね、「人を諦めない力」と言えるかもしれません。
ファンベースにもコミュニケーションデザインにも、もっと取り組んでいきたいです。まだまだできていない・足りていないと感じるシーンが多々あるので。
繰り返しになりますが、入社のときに掲げたテーマの1つは「ファンベースについての学びをこの会社でどう表現していくか」。
ユーザーのための表現や取り組みを進めていき、自分もYOUTRUSTも可能性を広げていければと考えています。
年末のお忙しい時期にもかかわらず、笑顔で私たちを出迎えてくれた田口さん。
「ノベルティなのですが、よかったらぜひ」とバスエッセンスを渡してくださいました。
これには私とディレクター、2人とも大興奮!さらにユートラファンとなってしまいました!
ときに笑いを交えながらお話ししてくださる田口さんは、まさにコミュニケーションデザインを体現。補足を加えたり、平易な言葉にしてくださったりと私たちの理解を助けてくださいました。
そして「コミュニケーションデザインを諦めない」。この言葉はとても心に残りました。相手を考えなくなったら、意思疎通は成立しません。もし成立してもそれは何だかモヤつくような、気持ちの置き場が悪いものでしょう。きっとこれはビジネスだけでなく、プライベートも同様です。
あらためて相手に丁寧に伝えること、ポジティブな感情を渡すことの大切さを学びました。
田口さんから受け取ったコミュニケーションのバトンが、私を通して誰かの心に届きますように。
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