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Takanashi
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こんにちは、&Fans編集部の小鳥遊です。&Fansでは、熱狂を生むさまざまな企業や個人のストーリーや、それらの考えに紐づくマーケティング概念などを紹介しています。
今回は、日本のコンサルティングファーム「株式会社Re-grit Partners(リグリットパートナーズ)」で新卒採用責任者を務める髙尾さんに話を伺いました。
リグリットパートナーズが目指すのは、”コンサルティングを通じて社会を変える”ことではなく、”人の変革を通じて社会が変わる”未来です。現場に深く入り込み、顧客企業の本質課題に伴走することで、変化に強い組織づくりと個の成長を同時に実現しています。
その取り組みの1つとして、就職活動支援プログラム「Re-grit Academy(リグリットアカデミー)」を展開した結果、採用イベントへの参加者数は約11倍に増加するだけでなく、就活生のリアルな評価で選ばれる「ONE CAREER 就活クチコミアワード2024・2025」では2年連続Gold賞を受賞しました。特に2025年はベンチャー部門でのGold賞に加えて総合部門でもBronze賞を獲得した、唯一の2冠獲得企業として大きな注目を集めています。
コンサルティングファームが就職支援に注力するのは何故なのか。また、就活生から圧倒的に支持されている理由は何なのか……。学生ファンが多く集まる「就活人気急上昇企業」 の秘密に迫ります。
目次
当社は今年で8期目を迎える総合系コンサルティングファームです。社員数は400名ほど在籍しているのですが、今春さらに新卒メンバーが約90名加わり、さらなる盛り上がりが期待されています。アジア太平洋地域内での急成長企業ランキングに3年連続入選や働きがいのある会社に5年連続ノミネート、ONE CAREER様の就活口コミアワードで2年連続Gold賞受賞、ワンキャリア様の就活人気ランキング(東大・京大編)27卒春期速報で50位以内にランクインなど、近年は一段と外部から評価いただける会社になってきたと感じます。
【アワードに関する記事はこちら】
■アジア太平洋急成長企業ランキング 3年連続日本1位(Management Consulting部門)
■働きがいのある会社ランキングに5年連続ノミネートー注目企業として表彰式にスピーチ登壇
■就活クチコミアワード2025でGOLD&BRONZEの2冠を獲得
■27卒学生を対象にした「ワンキャリア就活人気企業ランキング【東大・京大編】」を発表
「人の成長の傾きが高い組織を作り、優秀な人材を獲得し、育成・輩出して日本の国力を上げていきたい」という熱量を掲げて経営に取り組んでいる会社です。昨今「コンサル」という言葉が多義的に使われますが、当社は経営・戦略から業務改革、テクノロジー活用に至るまで企業の根幹に関わる問題に対して包括的に支援を行う総合コンサルティングファームです。
そのなかでも、特定のプロダクトやフレームワークに依存せず、企業ごとの課題に応じた最適なアプローチを設計しています。固定概念にとらわれず、本質的な変革を実現する、「システム導入屋にはならない」というスタイルを大事にしています。
当社はCxO*firmを目指すために「個の能力を徹底的に磨け」という言葉をコアバリューに掲げています。x領域の最高責任者(CxO)を務める優秀な人材を、クライアントや自社、関連会社から1000名輩出し、日本の国力を上げていきたいと思っています。
*CxO: Chief x Officerの略。 xには担当領域名が入る(例:CEO→Executive、CFO→Financial )
まさにその通りです。会社の目指す姿に対して、新卒採用チームとして何ができるかをチームメンバーで徹底的に考えた結果、「学生個人の変革を通じ、就活市場の変革、日本の変革に貢献していきたい」という目標を掲げました。そのなかで就活支援プログラム「Re-grit Academy(以下、リグリットアカデミー)」を本格的に企画・始動させていく必要があると考え、精力的に取り組んでいるところです。
就活生が自立自走できる状態まで導く当社独自の就活支援プログラムです。全6講に分けて行うプログラムで、個人で取り組むワークとグループで取り組むワークの2つを用意しています。似たところで、6講分を1講にまとめた「Set Up Seminar(セットアップセミナー)」も設けていますが、こちらは本選考を控えている学生に向けたプログラムです。どこの業界・企業を目指すべきか模索している段階では、リグリットアカデミーを受講いただきたいと思っています。
第1講から第3講では、「戦略的キャリア」「自己分析」「企業分析」を順に学んでいきます。まず第1講の「戦略的キャリア」では、これからの時代にどのようにキャリアを歩んでいくべきかを考える1時間半の講座です。「自己分析」では、当社が大事にしている、“自己分析=自分の問題を解決すること”という考えをもとに、自分自身を深く掘り下げていきます。そして第3講「企業分析」では、ただ企業の情報を集めるのではなく、ワークを通じて本質的な分析の仕方を身につけてもらいます。
6講のうち第1〜第3講は特に重要な回です。就活生たちにも常々伝えていますが、この3講分だけは必ず参加して欲しいと思っています。
就活生たちには、ここまでやって初めて就職活動の土俵に立てると伝えています。私自身の経験を踏まえても言えることですが、自分自身がどうなりたいかを考える前に「あの会社に入りたい」という気持ちが先行している学生が非常に多いのですが、それは会社ファーストの「就“社”活動」であり「就“職”活動」ではないんですよ。
具体的な数字を用いて説明すると、現在の日本のマーケットには、仕事にやりがいを感じている20代は8.2%しかおらず、ネガティブな理由で退職・転職を考えたことがある人は8割に及ぶと言われています。この数字が示す背景には、「その会社に入ること」自体を目的とした“就社活動”によって、入社後に目的を見失い、モチベーションの低下や理想とのギャップを感じやすくなることが考えられます。
就職活動の“職”は職能を意味するので、自分自身が特定のスキル・経験を手に入れるために、この環境(会社)を使うスタンスで行うのが理想的だと考えています。この重要性を発信している企業があまりにも少ないとも感じているからこそ、当社がリグリットアカデミーを通して就活生たちに伝えていく必要があると感じています。
かなり伸びています。実績ベースでお伝えすると、24年卒から25年卒はエントリー数が約18倍になりました。26年卒や27年はさらに早期から取り組んでいるということもあり、数的には相当伸びています。
就職活動の本質を学びながら、社会で役立つスキルを習得できるところです。私がリサーチした限りでは、就活支援を行っているコンサルティングファームは当社だけです。その点でも優位性があると思いますが、コンサルティングファームが提供できる1番の価値は本質的な課題を設定する力だと思っています。
その1つに問題解決に向けたフレームワークがあり、自己・企業分析においても当社独自の手法を確立し、学生にレクチャーしています。それらに取り組んでもらった際に学んだ思考力やリサーチ力などのスキルは、社会に出た後に役立ってくるはずです。
そうですね。なんとなく就活を終えて社会人になってしまった結果生まれるのが、先程お伝えした「仕事にやりがいを感じず退職を考える人の数字」であり、それは少なからず日本のGDP低下にもつながっていると予想しています。だからこそ、企業に依存したキャリア設計ではなく、個としてキャリアを築く重要性を1人でも多くの就活生に伝えていきたいと思っています。
一昔前のように、名のある大学に出て、有名企業に入ることが成功という時代ではありません。「BtoI (Business to Individual):会社と結婚するのではなく、職能と結婚せよ」が叶えられるマーケットを作り出していけるよう、会社一丸となって精一杯取り組んでいます。
法人格の価値が下がり、インフルエンサーやYouTuberなど、企業に属さず個人で仕事をしている方の価値が高まる「BtoI (Business to Individual)」の時代がやってくることは確実だと思います。そもそも“就職活動”という言葉自体が残っているか危ういですが、会社を選ぶのではなく、自分自身の将来のために必要なスキル・経験を得られる職を選ぶマーケットは、今以上に顕著にできあがってくるでしょう。ただ、その時にも立ち返るべきは「個の能力を徹底的に磨く」ことの重要さだと思います。
そう信じたいですね。私がよく就活生に伝えているのは「就職活動は自分の人生を豊かにする手段でしかない」という言葉です。企業選びをゴールにするのではなく、人生を豊かにするために長期的な視点で本当に有意義な職を選択して欲しい。そんな思いをリグリットアカデミーを通して伝えていきたいと思います。
新卒採用チームとしての目標は、就活市場を変革していくことです。私たちと同じ熱量で個人のキャリア形成の重要性を語る企業を1社でも多く増やしていきたいと思っています。そして、私個人の目標は「個の能力を徹底的に磨く」という重要性を高校生に伝えていくことです。普段は就活生に向けて話すことが多いのですが、このテーマは大学進学前の高校生にも響く内容だと思っています。
この大学に入れば安泰だろうと漠然とした理由で進学先を選ぶ学生が多いですが、本来であれば自分のやりたいこと・実現したいことが叶えられる大学を、自分の力で選ぶべきです。多くの学生を見てきた立場としても感じることですが、明確な目的意識を持っている学生は社会に出てからも活躍している印象を受けます。目的意識を持った行動・選択が出来る若者を増やすためにも、いつか高校に登壇する機会を作って、未来の就活生たちに想いを届けられたら嬉しいですね。
「無償でも良いからやりたいんです」。
これは、髙尾さんが高校で登壇したいという夢を語っていた際、ふとこぼれた言葉です。
高校での登壇は、会社の人事としての取り組みなのか、個人のボランティアとしてなのか、どちらの意味で発言されていたかは分かりません。ただ、1つだけ明確に分かったことがあります。それは、日頃から愛情と熱量を持って学生と向き合っていなければこの言葉は出ないだろうということ。
リグリットアカデミーが就活生から支持を集めている理由は、リグリットパートナーズが長年培ってきたコンサルティング会社としての高度なノウハウがサービスとして形になっているから。
もちろんそれが大きな要素であることは間違いありません。しかし、就活生の“感情面”を惹きつけている部分は「目の前にいる学生の未来を、少しでも良い方向に導いてあげたい」という髙尾さんの想いがダイレクトに伝わっているからだと思いました。学生ファンを生みだすために大切なことは、理屈ではなく、想いの強さなのかもしれない。そんなことに気付かされたインタビューでした。
今回のインタビュー記事をきっかけに、多くの方に「株式会社Re-grit Partners」と「Re-grit Academy」の魅力、そして「髙尾さん」の想いが伝わり、一人でも多くのファンが増えることを願っております。
取材・執筆:小鳥遊まゆか
編集:神谷周作
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