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Takayanagi
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こんにちは、 &Fans の高柳です。&Fansでは、熱狂を生む企業や個人のストーリー、それらの考えに紐づくマーケティング概念などを紹介しています。
今回は、カルビー株式会社のとあるイベントにお邪魔してきたレポートをお伝えしたいと思います。
カルビーといえば、「ポテトチップス」「じゃがりこ」「かっぱえびせん」など、長年愛され続けるスナック菓子を展開してきた食品メーカー。そのカルビーが近年注力しているのが、“ファンとの共創”を軸にしたファンマーケティングの取り組みです。
たとえば、ファンと一緒に新商品をつくる「堅あげポテト応援部」では、寄せられたアイデアから実際に商品化されることも。また、スマートフォンアプリ「ルビープログラム」では、パッケージを折りたたんでスキャンするだけでポイントが貯まり、イベント参加や限定グッズ交換などに活用できる仕組みが整っています。
中でも象徴的なのが、2024年度に全国17カ所で開催されたファンミーティング「Fan With! Project」。北海道から沖縄まで、工場や畑、支店などの現場でファンと社員が直接ふれあうこのプロジェクトには、なんと延べ600名以上が参加されたとのこと!
そして3月30日、東京・丸の内のカルビー本社で開かれた「ファイナルファンミーティング2024」は、その集大成として実施された特別な一日。実際に参加してみた感想を、写真とともにレポートします!
イベント会場は、カルビー本社にて。カルビーの人気商品がずらりと並ぶウェルカムウォール。金色の風船で飾られた「WELCOME」が、訪れたファンを温かく迎え入れます。
(右: &Fans 高柳)会場では、かっぱえびせん公式キャラクター「かっぱえびくん」との記念撮影も。来場者の人気を集めていました。
ファンミーティングの冒頭の挨拶では、江原社長がサプライズ登壇しカルビーの取り組みについて丁寧に紹介してくださいました。
イベント中、赤いTシャツのカルビースタッフの皆さんはファンと積極的にコミュニケーションをとられていたのが印象的でした。フラットな雰囲気が会場に広がります。
カルビー商品の食べ比べができる夢の「スペシャルバイキング」。新商品も多数登場し、来場者からは歓喜の声が!
イベント中、特に盛り上がったのがこちらのクイズ大会。4択形式でカルビーのトリビアに挑戦し、正解数の多いグループには豪華なプレゼントも。
オリジナルカレンダーを作成するコーナーでは、好きなステッカーを貼って自分だけの一冊を完成させます。こちらの企画もファンの方々が考案した企画とのこと。
ファンからの質問にカルビー社員が直接答える時間。ここでの一言が、後の商品開発につながることもあるそうです。
・親子で参加(品川から) 「子どもがお菓子がだいすきで、抽選に応募しました。地域や季節限定の商品が多くて、新鮮な気持ちで楽しめました!」
・運営に携わったファン(沖縄・滋賀から) 「これまでのファンミでの幸せな経験から、今度は自分が“楽しませる側”になりたくて立候補しました。来年は子どもも連れてまた参加したいです」
・司会進行を務めた高校2年生の参加者 「こういう経験をしてみたかったので、実現できてとても嬉しかったです!」
このファイナルファンミーティングを通して、カルビーとファンの絆がより一層深まったことは間違いありません。なにより印象的だったのは、運営スタッフとして立候補したファンの皆さんが、当日の企画から進行、盛り上げ役まで積極的に関わっていたこと。イベントの中核を担う役割をファン自身が担っていたことで、場の一体感や温かさが何倍にも増して感じられました。
また、カレンダーづくりやクイズ大会といったコンテンツも、ファンのアイデアから生まれたもの。カルビーは“消費者の声を聞く”にとどまらず、“一緒につくる仲間”としてファンを迎えているのだと実感しました。
この一日を通して、私は「カルビーの商品が好き」から「カルビーという会社そのものが好き」へと気持ちが変わっていったのを感じます。これからスーパーやコンビニでカルビー商品を手に取るたびに、あのとき一緒に笑ったファンの方々のお顔や、真剣なまなざしで運営にあたっていたスタッフの姿が思い浮かぶはずです。今後も定期的にファンミーティングを開催していくとのことで、楽しみでなりません!
取材・執筆:髙柳凌人
編集:神谷周作
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